シャラント地方に曲がりくねった田舎道があり、そこを下っていくと小さな屋敷がある。この地所のどこかにジャン・オービノーが住んでいるのだが、彼を見つけるにはまず、ジャンが住んでいる魅力的な家への手がかりとなる旧式のプジョーを見つけなければならない。幸運にも彼を見つけることができれば、現在90代で、27歳の若さからCognac 、蒸留を始めた才能豊かで賢明な人物と、楽しいひとときを過ごすことができる。
私たちは4月初めの爽やかな春の朝、ジャンを訪ね、ジャンの人生、彼の将来、そして最も重要なこと、彼のCognac について話し合った。
ジャン・オービノーはマラヴィルの邸宅で愛犬と暮らしている。ジャンの孫もこの屋敷の別の家に住んでおり、最近、Cognac の生産を引き継ぎ始めた。孫がドメーヌで働き始めたのは、ジャンが初めて蒸留を行ったのと同じ27歳のときだった。ジャンは孫を非常に誇りに思っているが、彼がトラクターを運転するスピードは好きではない。
ジャンが蒸留を始めた当初、彼の家族はGrande Champagne とFins Bois のテロワールにまたがる12ヘクタールのブドウ畑を所有していた。それ以来、ジャンの土地はこの3倍以上に増えたが、彼の有機栽培による生産方法は常に変わらない。第二次世界大戦中、父親が一家の所有地でクーパー(Cognac )に作らせた古い樽を今でも使っているが、現在はピノーの貯蔵に使っている。